
最近、着物の着付けを習い始めました。
自分で着付けができるようになると自分の着物が欲しくなるものです。
しかし、自分に合ったオーダーメイドの着物を作るとなると、
やはりそれなりのお値段がするもので、現金で一括払いというのはとても負担がかかります。
親に相談することも考えましたが、
生活必需品というわけではない着物を買うためにお金を貸してくれるとは思えませんでした。
着物ローンという支払い手段を着物屋さんは提示してくれましたが、
そもそもお金を借りるという経験がなく、
借金自体にとても大きな抵抗感と罪悪感がありました。
何日間か悩んだ結果、お金を借りることが悪いことという考え方が間違っていることに気づきました。
自分の欲しい着物を買って、次の日から一生懸命に働いて、お金を稼ぎ、
返済することが喜びになるなら良いのではないかと考えるようになりました。
お金を他人から借りた経験がない私にとって着物屋さんが提示してくれた着物ローンの内容は
誰とどのような契約をするのか少し分かりにくかったので、
もっとも安心感がある銀行系のキャッシングを利用することにしました。
銀行系のキャッシングは審査が厳しいかもしれない、と思いましたが、
もし審査が通らなければ、それはあなたの収入でお金を借りると、
将来の生活が困りますよ、という銀行の忠告であり、
その時は着物を手に入れることを諦めるべきだと思いました。
実際に申し込みをする時には本人確認や収入証明のための提出書類などが少し面倒だとは思いましたが、
信用できるキャッシングだ、という安心感もありました。
キャッシングは借りる側の信用が大事ですが、
同時に貸す側の信用というのも大事だと思います。
すぐに審査は通り、キャッシングのためのカードが送られてきました。
さっそくATMでお金を調達し、即、現金払いで着物を買いに行きました。
一期一会の出会いの着物を手に入れることができて、とてもうれしいです。
毎月少額ずつ返済していますが、おかげで、働く意義を見出せたような気がします。